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ミニマリズムに関する映画を観た

 

ドキュメンタリー映画「Minimalism -a document about the important things」

 

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先日、Netflixでたまたま見つけた、ミニマリズムに関する映画を観ました。この映画はドキュメンタリーで、実在のミニマリスト達のコメントや生活の様子をたくさん紹介しているところがとても興味深かったです。
 
メインは、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスの2人です。この2人がミニマリズムブームの火付け役なんですって。彼らは、本の出版をきっかけに、全米各地でミニマリズムについて、より広く知ってもらおうと講演を開きます。講演といっても、小さい会場や本屋さんでの講演がほとんどですが、たくさんの人が集まっていました。

 

これは好みの問題だと思いますが、私はメインの2人の講演の旅を取り上げた部分よりも、他のミニマリストや学者さんたちのコメントが紹介されている部分が好きでした。ミニマリストの人たちは、それぞれのきっかけや理由があって、持ちすぎていた物を捨て、それまでのライフスタイルを変えるという選択をした、そういうひとつひとつの体験談が興味深かったです。学者さんの学問的な見地からの、ミニマリズムという動きに関する解説も、非常におもしろかったです。
 
この映画の中で、すごく面白いなぁと感じたことがありました。リフォームでたくさんの工夫が施された都会の小さなアパートだったり、自然に囲まれたタイニーハウス(ワンルームの小さい家)に住んでいるミニマリストが紹介されていました。
 
何が面白いのかというと、彼らが伝えたいのは、「こんな小さな家でも、工夫をすれば十分です。幸せに暮らせます。」というようなメッセージだと思うのですが、日本人からすると、「え?広いやん。」とか「それより狭いところに住んでたよ。」と思うのではなかろうかと…^^。
 
いえ、別に彼らのことを悪く言うつもりはさらさらないんですよ。アメリカの様に、スペースに恵まれた国でそういう生活を敢えてするのですから、尊敬に値します。広いマンションに住めなかったから仕方なく極狭アパートに住んでいた私とは雲泥の差。
 
でも、お国が違えば広さの感覚って違うもんだなぁ、という点にすごく興味を覚えました。
 
それから、子供や家族がいても、みんなうまいことお互いに譲り合って、考えを押し付けあったりせずに、仲良く暮らしているところが素晴らしい。私は元夫が物をどんどん買ってきたら、すごいストレスを感じていたでしょう。
 
でも、ミニマリズムってそんなんではないんですよね、きっと。捨てることが目的ではないんです。物に固執するもの良くないけど、捨てることに固執するのも良くないです。捨てることによって、気持ちが穏やかにならないと意味がない。私は、まだその境地には至ってないです。ちょっと捨てることに固執し始めている気がします。この映画を観て、少し軌道修正ができた気がします。
 
この映画のDVDを参考までにご紹介しますが、今のところ輸入盤しかないみたいです。リージョン1なので、購入を検討されるときは気を付けてくださいね。

 
 

広告に惑わされない

 
映画の中で、もうひとつ私の心に残ったのが、広告についての部分でした。例えばファッション界。昔は服は大きく分けて2シーズン。暑い時用と、寒い時用の服。それが、今では15シーズンあるといいます。どんどん大げさな美しい広告を打って、買った服を1週間も着れば、もう流行おくれと感じさせるそうです。
 
売れ残った服は、専用の業者が細かく刻んで捨てるそうです。安く出回ったりしないように。
 
確かに広告が過剰に目に入ると、新しい物が欲しくなりますよね。でも、これからは広告は斜めに構えて観てみようと思います。「買わせるつもりやな!」と。そして、本当に、本当に必要な物だけを選べるようになりたいです。
 
 

まとめ

 
映画の中で、俳優ジム・キャリーの言葉が紹介されていました。"I think everybody should get rich and famous and do everything they ever dreamed of so they can see that it's not the answer." 「みんながリッチで有名になればいい、そして今まで夢見ていたことすべてをやればいいんだ。そうすれば、それが求めていた答えではないとわかるだろう。」(私の意訳です)
 
ジム・キャリーというと、コメディアンとして有名ですが、すごく哀愁のただよう役柄もたくさんこなしています。コメディアンなのに、なんだか悲しそう。富も名声も手に入れた彼ですが、きっとそれでは満たされなかったのでしょう。例えば、トランプさんが同じことを言っても「ウソつけ!」と思うでしょうが、ジム・キャリーだから心に響きます。
 
物質主義でいることは心によくないと思います。リッチになる必要もないと思います。必要最小限の物と必要最小限のお金で幸せに暮らせるということを、たくさんのミニマリストたちが実践して証明していますから。
 
今後も、「少ない物でシンプルに暮らす」ことの向こうには、満たされた気持ちや、幸せな気持ちがあることを忘れないように、そして躍起になって物を捨てることに執着しないように、力を抜いて暮らしていきたいです。