読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

離婚してよかった。将来の不安なんて吹き飛ばせ!

40代バツイチ、おひとりさまでも楽しく老後に備えるブログ

スポンサーリンク

お金に関するドキュメンタリー映画で涙

 
 

マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム

 

f:id:happy-rikon:20170416095138j:plain

お金への興味が止まらない私が次に狙いを定めたのがマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画キャピタリズム」です。マイケル・ムーア監督の作品は前から好きで、「ボウリングフォーコロンバイン」や「シッコ」などを観た時の衝撃はすごかったです。

 
今回観た「キャピタリズム」は一言で言うと、アメリカの資本主義に疑問を投げかける映画です。60年代から70年代にかけて、アメリカでは格差が少なく中流階級が大部分を占めていました。でもこれが、政治的な思惑によって変わっていってしまいます。
 
富裕層はどんどん裕福になり、貧困層はどんどん貧困になります。富裕層は政治家に莫大な献金をして、政治家をコントロールします。お金持ちたちは、自分たちがもっと裕福になれるように政治家をコントロールします。人間の欲って悲しいですね。そんなに稼いでどうするんでしょうか。
 
この映画の中でも、先日私がやっと理解した「リーマンショック」や「サブプライムローン」について取り上げられています。巨大銀行が、貧しい人たちから家を取り上げる様子が映画に収められています。
 

 

小さい子供が3人も4人もいる家族が、急に家を追われるんです。親の代から住んでいた家でも容赦なく取り上げられます。立ち退きをさせられた男性は、「突然、銃を撃って暴れる人たちの気持ちがわかる気がする」と言っていました。それほどまでに精神的に追い込まれるんです。
 
銀行の暴挙ともいえる行動は、住宅オーナーだけではなく、アメリカ各地の工場にも向けられます。銀行が突然融資をストップすることによって、従業員たちにお給料を支払えなくなり、突然の全員解雇。いくらリーマンショックの後とはいえ、銀行の多くは国から莫大な補助金を受け取ったのです。ですが、もちろん工場へそのお金が回ってくることはなく…。
 
このイリノイ州の小さい工場の従業員たちは団結します。工場で座り込みを始めるのです。実際は、工場の経営はストップしているので、ストライキというわけではないのですが、支払われなかった給与の支払いを求めて立ち上がったのです。
 
これがテレビで取り上げられ、近隣の市などからも、たくさんのひとが差し入れなどを持ってきてくれるようになります。そして、ついにオバマ大統領もテレビで、「彼らには声を上げる権利がある」と発言しました。その後、従業員たちは、ひとり約6000ドル程が支払われることになります。とうとう要求が通ったのです。
 
どこの州かちょっとわからなかったのですが、ある小さい町(ミシガン州?)でも感動的な動きがありました。家を追われた家族(子供が3人ぐらい)が、ずっとトラックの荷台で寝泊まりしているのに、地域の人たちが立ち上がります。自分たちが守るから、家を取り返しなさいと。家族は立ち退かされた家に戻ります。するとすぐに銀行の係の人がやってきて、立ち退きを迫ります。地域の人たちは一生懸命に、家族に家を返すように訴えますが、銀行員は警察を呼びます。でも、地域の人たちは警察にもあきらめず訴え、家の前に座り込んで歌を歌い始めます。すると、警察も銀行員もあきらめて、仕方なく引き揚げます。
 
 

大統領選にも思いを巡らす

 
オバマ大統領が誕生した時の大統領選も少しだけ取り上げられていました。その前のブッシュ大統領(ジュニアの方)の時代に、大統領やメガバンクのCEOたちが資本主義を推進し、さんざん私腹を肥やした後だったので、アメリカの国民はうんざりしていたんでしょうね。平等を訴えるオバマ氏に対する期待は相当大きいものでした。
 
ちなみに、オバマに対抗するネガティブキャンペーンとして共和党は、「オバマはアメリカを社会主義国にしようとしている!」と訴えていたんですって。嘘みたいですね。でもアメリカ国民はそんな嘘にはだまされず、オバマ大統領が誕生しました。
 
私が涙したのは、あるオバマ候補の応援会場(?)での結果発表のシーン。オバマ氏が当選したことがわかると、みんな泣いてるんです。以前なら、「アメリカの愛国心ってすごいなぁ。日本人が選挙で泣くことなんてぜったい無いしなぁ。」と思っていたでしょう。そうではないんです。泣くほどに、みんな生活が切羽詰まっているんです。正直、なんてひどい国だと思いました。
 
オバマ大統領もがんばったんだろうけど、アメリカを劇的に変えるには、腐敗ひどすぎるようです。実際、オバマ氏は多額の献金を「ゴールドマンサックス」から受け取っていたそうです。お金持ちの代表。ウォール街の重鎮。リーマンショックをどうどうと逃げおおせた悪者です。
 
政治家もお金が必要だから、どうしてもたくさん寄付してくれる人に逆らうのは困難なんでしょう。
 
だから、今まで全く理解できなかった、トランプ大統領の当選が、何となく理解できるようになりました。別にトランプ氏が正しい選択だとは思いません。でも、トランプ氏とヒラリー氏という選択肢で、もしも自分が家を追われたり、職を失って絶望している状態だったら、ヒラリー氏には期待できないかも。
 
トランプ氏を大統領に選ぶなんて、アメリカのみなさんどうしたん?と思っていましたが、そんな簡単な問題ではなかったんだな、と自分の考えの甘さを反省しました。
 
 

まとめ

 
今回の映画では、お金の仕組みというよりは、お金がからんだ政治のことを学びました。日本の話ではないですが、日本だっていつどうなるかわかりません。日本もどんどん格差が広がっています。このまま行くと、アメリカのように、一部のお金持ちが巨大なパワーを持つ日がやってくるでしょう
 
そうならないように、ひとりひとりが知識を高めて、自分たちの資産や権利を守っていくことが大切ですね。