人生や結婚の理想と現実
思てたのんと違う
いろいろと想像したり、夢見てたりすることほど、思ってたのと違うことありませんか?例えば、「大人になる」ということ。私の場合、想像していたのと全く違います。
子どもの頃の最初の夢はスチュワーデス(あえてその頃の呼び方で)でした。その後も、通訳だったり、国連職員だったりと、大きな夢を持っていた時期もありました。
結果、かすりもせず…。あ、通訳ではないですが、翻訳の仕事をしたことはあるので、少しだけかすったかな。
職種はもとより、もっとバリバリに働くキャリアウーマンになっている自分を想像していました。おしゃれなスーツを着こなして、都会のおしゃれなマンションに住んで。
それが、現実ではおしゃれとは程遠い、Tシャツ&ジーンズが毎日のユニフォーム。大好きな家は、とっても満足していますが、おしゃれなマンションとは正反対。
「思てたのんと違う」キャリアを歩んだのですが、今の状況には満足しています。仕事ものんびり、働きすぎることなく、収入も節約しがいのある金額。築42年のわが家は、とっても居心地がよく、用事がなければ一日中こもっていても飽きない。
だいたい人込みが嫌いな私。そこそこ田舎の今の住まいが最高です。つくづく幸せです。子供の頃に描いていた「かっこいい大人」になっていなくてよかったです。
もうひとつ「思てたのんと全然違う!」
やっぱり何をおいても「結婚」です。何か、全然違いました。相手もそうやし、生活スタイルもそうやし、何もかも思てたのと違いました。
では、そもそも「思てた結婚」ってどんな結婚だったか?やっぱり、月並みですが、もっと若いうちに結婚して、子供を2人ぐらい産んで、普通に歳を取って、夫を看取って、少しまたシングルライフを謳歌して、そして大往生。
そんな結婚を想像していました。でも、まずこの未来予想図に根本的な間違いがあります。私は子供が苦手です。だから、ずっと子供は産まないと公言していました。
そんな私の未来予想図に、素直でかわいい子供が含まれているのが矛盾しています。
さらに、結婚願望もずっと薄く、特に若いころは「一生独身でもいいわ」と思っていました。そこも矛盾。矛盾だらけでした。でも、「思てた結婚」像は、何となく変らないままでした。
だから、40過ぎて、50前の元夫と結婚して、思ってた通りになるわけがないんです。40過ぎで結婚してる時点で、もう思てたのんと違うんです。
もちろん自分が離婚することも想像していませんでした。これも思ていたのんと違う道。でも、私はこの道を選んで大満足。「一生独身でもいいわ」と言っていた時の道へ戻ってきた感じ。自分らしさを取り戻した感じ。
離婚してよかった。思てた通りの結婚をしていなくてよかった!理想よりも現実の方が素晴らしい。
これからは、「楽しい老後」の夢に向かって、コツコツ節約して、資産運用して、毎日を自分らしく楽しく過ごしていこうと思います!